「くまんばち」とは、あるハチの俗称です。人や地域によってはオオスズメバチのことを「くまんばち」と呼ぶ人もいますが、長崎ではクマバチのことを「くまんばち」と呼ぶほうがおなじみでしょう。
「くまんばち(クマバチ)」といえば獰猛なイメージがあるかもしれません。胸部に黄色い毛がありますが、全体的に黒くてずんぐりしており、貫禄を感じさせます。「ブブブ」という不快な羽音を立てることも、凶暴で恐ろしいイメージにつながっているのでしょう。
しかし、実はクマバチはミツバチの仲間で、非常におとなしいハチです。主に花の蜜を食し、他の虫を襲うことは滅多にありません。